ボルドー研修旅行 20

ムーラン

2013年02月01日 10:00

こんにちは、ムーランです。


ボルドー研修旅行、

最後に一行が向かったのは、

シャトー・ドーフィネ・ロンディロン
Château Dauphiné Rondillon (AOC Loupiac)です。



シャトー・ドーフィネ・ロンディロンは、1927年から続く歴史あるシャトーです。

その産地は「貴腐ワインの宝庫」と呼ばれ、

あの、人気ワイン漫画『神の雫』にも登場したワインです。





世界の三大貴腐ワインと称されるボルドーの

ソーテルヌ、バルザックのガロンヌ河を挟んだすぐ対岸に位置するルピヤックにあります。

ルピヤックの中でも最も著名な生産者がこのロンディロンです。






このあたりは、気候の変化が特別で、

川があって、山があって、湿気ていて、霜が降りる。

そんな気候の土地にはアイスワインのような甘いワインができます。

そんな説明をしてくださいました。








昔から使っているタンク。




保管樽。






一通り見学後、年代物のワインを試飲させてくれました!



1975年・・・1976年・・・。

あなたは何年生まれでしょうか、と質問された方が答えた

誕生年のワインを開けてくださるとのこと。




わぁ! 感激です! のショット。






1976年生まれの参加者が2人いたので、

お二人と同じ年を取りましたワインをいただきます。





これがそのワイン。

ラベルの朽ち加減が、年代を感じます。

期待が高まります。




コルクを開けようにも、コルクも朽ちていて

ソムリエさんの手にかかってもうまく開けられません。





こんな感じになってしまいましたが・・・、なんとか開けることができました。





有名な神の雫での登場シーンとともに。

美しく煌めき輝くゴールド色のワインですね。

リンゴのコンポートのニュアンス、
グラスを回していると、オレンジ、桃、ドライアプリコット、そして・・
蜂蜜の華やかな香りと豊かで複雑なニュアンス。


とろけるように甘くまろやか、洗練されたフィニッシュで最高に余韻の長いデザートワイン!です。




そして、試飲とともに試食も。

素敵に盛り付けられたオードブルが出されました。










このワインと、それに合う料理の試食がとてもとても良かったです。









神の雫でも登場した最高の栄誉を持つシャトーの貴腐ワイン、

シャトー・ドーフィネ・ロンディロンをそのシャトーでいただけたのは大変光栄な機会で、

こんな機会に恵まれたことを本当に喜ばしく思いました。







新中国料理ムーランオーナーシェフ 内田祥三

関連記事